結局、私は押し切られてしまい、龍馬さんに背負われていました。
「あの……、重くないですか?」
「おまえ一人の重さぐらいなんともねえよ」
「そうですか?」
「そうだよ」
龍馬さんの言葉から、嘘を吐いているようには聞こえませんが、やはりそれでも申し訳なくて、恥ずかしくてたまりませんでした。
裏道を通っているのがせめてもの救いですね。
表通りを通られたらもう恥ずかしくて死ぬところでした。
それに、裏道なら巡察中の新選組に出会わなくて済みます。
こんなところを新選組の人達に見られたら、私はどうなるんでしょう。
土方さんの拳骨かお説教で済めばいいですけど、そんなものじゃ済まないと思います。
……考えただけで背筋がゾッとしました。
私は今、とんでもない命の綱渡りをしているじゃないですか。
「蒼蝶……、苦しんだけど……」
「あっ!ごめんなさい!」
恐怖のあまり、龍馬さんの首に回していた腕に、力を入れてしまった!
親切に送って頂いているのに、何たる無礼を!
龍馬さん、ごめんなさい!
私が全身全霊で謝罪をしたおかげか、龍馬さんは怒りませんでした。
でも、変わりにポツリと言いました。
「おまえって、意外と力あるのな」
「ええ、まぁ。毎日鍛えてますから」
ここ最近、サボリ気味ですがね。
「……身体を鍛えてんのは剣術の為?」
「剣術の為と言うか、自分の為です。毎日身体を鍛えることによって、本来貧弱な身体を普通の状態にしているようなものですから」
毎日ラジオ体操や、柔軟体操、剣術の稽古をしているからこそ、私はこうして元気に生きることができます。
「あの……、重くないですか?」
「おまえ一人の重さぐらいなんともねえよ」
「そうですか?」
「そうだよ」
龍馬さんの言葉から、嘘を吐いているようには聞こえませんが、やはりそれでも申し訳なくて、恥ずかしくてたまりませんでした。
裏道を通っているのがせめてもの救いですね。
表通りを通られたらもう恥ずかしくて死ぬところでした。
それに、裏道なら巡察中の新選組に出会わなくて済みます。
こんなところを新選組の人達に見られたら、私はどうなるんでしょう。
土方さんの拳骨かお説教で済めばいいですけど、そんなものじゃ済まないと思います。
……考えただけで背筋がゾッとしました。
私は今、とんでもない命の綱渡りをしているじゃないですか。
「蒼蝶……、苦しんだけど……」
「あっ!ごめんなさい!」
恐怖のあまり、龍馬さんの首に回していた腕に、力を入れてしまった!
親切に送って頂いているのに、何たる無礼を!
龍馬さん、ごめんなさい!
私が全身全霊で謝罪をしたおかげか、龍馬さんは怒りませんでした。
でも、変わりにポツリと言いました。
「おまえって、意外と力あるのな」
「ええ、まぁ。毎日鍛えてますから」
ここ最近、サボリ気味ですがね。
「……身体を鍛えてんのは剣術の為?」
「剣術の為と言うか、自分の為です。毎日身体を鍛えることによって、本来貧弱な身体を普通の状態にしているようなものですから」
毎日ラジオ体操や、柔軟体操、剣術の稽古をしているからこそ、私はこうして元気に生きることができます。


