私の師匠は沖田総司です【上】

「ありがとうございます、大丈夫です」

「そうかいな。蒼蝶ちゃんが無事でよかったわ」

「俺はよくねえよ」

下から土方さんの声がしました。

下を見るとあら不思議、土方さんが足の下にいます。

いつの間に足の下に移動したのでしょうか?

「さっさと降りやがれ。背骨がメリメリ音を立ててんだ……」

「やっ、かんにんな、副長。蒼蝶ちゃんを助けるのに頭が一杯で、副長のこってまでは考えられなかったんや」

「謝罪は後でいいから、とにかく降りやがれえぇぇ!!」

山崎さんが私の体を支えながら降りました。するとすぐに近藤さんが土方さんに近寄り、肩を掴みました。

「トシ、なぜ天宮さんに刀を向けたんだ?何か不満があるなら何でも言ってくれ」

「あのな、近藤さん!とりあえずこうなった経緯を聞いてくれ!」

一つ溜息を吐いた後、土方さんがこれまでのことを語り始めました。