私の師匠は沖田総司です【上】

「ばっ、おまえ煽るようなことを言うな!」

いや、ここは空気を読んだ方が良いかなと思いまして。

「蒼蝶、待ってなせェ!すぐに助けてあげまさァ!!」

刀を構える平助君。その姿がいつもより2割増しぐらい頼もしく見えます。

平助君が刀を握り直す。すると廊下の方が騒がしくなりました。

「天宮、どうした何があった!」

「ちょっと、一君走るの速過ぎ!って、天宮さん!?」

「天宮君、大丈夫ですか!?」

「とっ、トシ!何をやっているんだ!」

「土方君、とりあえず落ち着くんだ!」

「平助まで何やってるんだよ!」

「おいおい、この部屋で何が起こってんだ!?」

騒ぎを聞きつけた、斎藤さん、組長、山南さん、近藤さん、井上さん、原田さん、永倉さんが私の部屋にやってきました。

「近藤さん丁度よかった!平助に刀を下ろすよう言ってくれ!」

「いや、まず先にトシが刀を下ろすべきだろ!」

近藤さん、まさにその通りです。

今の状況を見たら10人中10人がそう言うと思います。

明らかに私が土方さんに捕まっており、平助君がそれを救い出そうとしているように見えますからね。