私の師匠は沖田総司です【上】

「蒼蝶ァ、起きやしたか?もうすぐ朝食……何で土方さんがこの部屋にいるんでさァ?」

部屋に来てくれたのは平助君でした。

土方さんを視界に捕えた瞬間、目つきが鋭いものへと変わります。

「平助君、おはようございます」

「おはよう。蒼蝶ァ、これは一体どういうことでィ?」

「土方さんが私の部屋にお泊りしたんですよ」

「はァ!?」

「おっ、おい天宮!余計なこと言うな!」

え?なぜです?

土方さんが私の部屋に泊まったのは事実ではありませんか。

「……と、なると。蒼蝶と土方さんは一晩一つの部屋にいたってことですかィ?」

「そうですね」

「馬鹿天宮!正直に答えるのはやめろ!!」

土方さんが私の背後に周り、私の口を手で押さえました。

私と土方さんのやり取りを無表情で見ていた平助君。その表情からは何も読み取ることができません。

「へェ~……」

平助君が部屋からフラフラと出て行きます。そしてすぐに戻ってきました。

その手に自身の愛刀を持って。