一君は手紙を受け取ると怪訝そうな顔をした。
「これは?」
『新選組の情報が書かれている紙だよ。ああ、でも勘違いしないでね。蒼蝶のじゃないから』
「ならどうして君が持ってるのさ」
『今から説明するよ』
僕は二人にこれまでの経緯を話した。
『敵に捕まった時、蒼蝶は初めて人を斬ったんだ。それが凄く心に負荷を掛けたらしくて、心を閉ざしてしまった。
それで、代わりに僕が表に出てきて他の奴らを斬ったわけ』
「そうだったのか……」
「……」
二人は口を閉ざしてしまった。
何て言えばいいか分からないんだろうな。
『君たちにお願いがあるんだ。蒼蝶が表に出ている間、僕は何もできない。
だから君たちが蒼蝶を立ち直らせて欲しい』
「分かった、任せろ」
「できる限りのことはしてみる」
『お願いね。蒼蝶は僕にとって大切な人なんだ。この子を傷つける奴は、誰であろうと許さない。……それぐらい大切な人だから』
「天宮を傷つける奴はアンタの敵になるのか。恐ろしいな」
一君が少しだけ笑った。
「これは?」
『新選組の情報が書かれている紙だよ。ああ、でも勘違いしないでね。蒼蝶のじゃないから』
「ならどうして君が持ってるのさ」
『今から説明するよ』
僕は二人にこれまでの経緯を話した。
『敵に捕まった時、蒼蝶は初めて人を斬ったんだ。それが凄く心に負荷を掛けたらしくて、心を閉ざしてしまった。
それで、代わりに僕が表に出てきて他の奴らを斬ったわけ』
「そうだったのか……」
「……」
二人は口を閉ざしてしまった。
何て言えばいいか分からないんだろうな。
『君たちにお願いがあるんだ。蒼蝶が表に出ている間、僕は何もできない。
だから君たちが蒼蝶を立ち直らせて欲しい』
「分かった、任せろ」
「できる限りのことはしてみる」
『お願いね。蒼蝶は僕にとって大切な人なんだ。この子を傷つける奴は、誰であろうと許さない。……それぐらい大切な人だから』
「天宮を傷つける奴はアンタの敵になるのか。恐ろしいな」
一君が少しだけ笑った。


