一撃目は腹に。高杉は反射的に刀で攻撃を防ごうとするけど、これは囮だ。
そのまま流れる様に、二撃目を胸に放つ。
「くっ!」
高杉は顔を歪めながら腹にあった刀を胸の位置まで持ってきて、僕の攻撃を防いだ。
でも、攻撃を受けた位置が悪くて刀が嫌な金属音を立てて折れる。
『これで終わりだよ!』
僕は勝利を確信して最後の攻撃を繰り出したけど、高杉は人間離れした反射神経で攻撃を避けた。
ずいぶん戦い慣れてるね。
でも、完全に避けきれなかったらしく、肩が赤黒く染まる。
『これで終わりだね。刀も折れ、片腕の君じゃ僕には勝てないよ』
高杉は止めどなく溢れる血を片手で押さえながら、口元に笑みを浮かべた。
「本当に、末恐ろしいお姫様だ。最後にとんでもねェ技をだしやがって。参った、負けを認めてやる。ほらよ」
足元に手紙が投げられる。
拾って中身を確かめると、新選組の情報が書かれていた。
「約束だからな」
『でも、これが本物か分からないな。もしかしてまだ君が持ってたりして』
「クックック、だったら俺を殺してみるか?」
別に僕はそれで構わないけど、僕、と言うか蒼蝶の体が限界だ。
相手が退いてくれるならそれに越した事は無い。
『今回は君を信じておくよ』
「そうかい。じゃ、俺は夜叉姫様の気が変わらない内に退散しますか。また会おうな」
『出来ればもう二度と君に会いたくないよ』
「クックック……」
喉を鳴らすように笑うと、高杉は背を向けて月が照らす道を歩きはじめた。
そのまま流れる様に、二撃目を胸に放つ。
「くっ!」
高杉は顔を歪めながら腹にあった刀を胸の位置まで持ってきて、僕の攻撃を防いだ。
でも、攻撃を受けた位置が悪くて刀が嫌な金属音を立てて折れる。
『これで終わりだよ!』
僕は勝利を確信して最後の攻撃を繰り出したけど、高杉は人間離れした反射神経で攻撃を避けた。
ずいぶん戦い慣れてるね。
でも、完全に避けきれなかったらしく、肩が赤黒く染まる。
『これで終わりだね。刀も折れ、片腕の君じゃ僕には勝てないよ』
高杉は止めどなく溢れる血を片手で押さえながら、口元に笑みを浮かべた。
「本当に、末恐ろしいお姫様だ。最後にとんでもねェ技をだしやがって。参った、負けを認めてやる。ほらよ」
足元に手紙が投げられる。
拾って中身を確かめると、新選組の情報が書かれていた。
「約束だからな」
『でも、これが本物か分からないな。もしかしてまだ君が持ってたりして』
「クックック、だったら俺を殺してみるか?」
別に僕はそれで構わないけど、僕、と言うか蒼蝶の体が限界だ。
相手が退いてくれるならそれに越した事は無い。
『今回は君を信じておくよ』
「そうかい。じゃ、俺は夜叉姫様の気が変わらない内に退散しますか。また会おうな」
『出来ればもう二度と君に会いたくないよ』
「クックック……」
喉を鳴らすように笑うと、高杉は背を向けて月が照らす道を歩きはじめた。


