私の師匠は沖田総司です【上】

私は坂本さんからお茶を受け取ります。そして、唇に竹筒が触れないように飲みました。

お茶が勢いよく私の口の中に流れてきた為、喉に直撃して咽そうになりましたが、何とか呑み込みました。

「ゴホッ……。ありがとうございます。グフッ、先に……頂きました」

「大丈夫か?」

「ゲホッ、ゴホッゴホッ!大丈夫です。ゴフッ、何も問題はありません」

咽ながら言っても説得力は半減ですね。

ですが、その半減したものは笑顔でカバーです。

「ゲホッ、ゴホッゴホッ」

咳を止めようとしても、お茶が気管に入ったらしく止まりません。

治まるどころか逆に酷くなっていきます。

しばらく、次々と起きる咳と戦っていると、背中を優しく擦られました。

擦ってくれているのは坂本さんです。

「すみません……」

「いいよ、別に」

坂本さんは私の咳が完全に治まるまで、背中を擦ってくれました。

「ありがとうございます。もう、大丈夫です」

「ん、よかった。じゃあ、そろそろお茶を貰っていい?」

「はい」

坂本さんにお茶を手渡します。私のせいでずいぶんと我慢させてしまいました。

坂本さんはお茶を飲んだ後、みたらし団子を食べ始めます。

そしていつの間にか、沢山あったみたらし団子がラスト一本になっていました。

私も少し食べましたが、それを差し引いても結構な量が有った筈です。

組長も甘味なら沢山食べますが、坂本さんも大概なものですね。