私の師匠は沖田総司です【上】

「実はですね、私一番仲良くなりたい人と仲良くなれたんです」

「へぇ、そうだったのか。よかったな」

「はい!坂本さんから助言を頂いたおかげです。それでですね。そのお礼にみたらし団子を作ったんです。

よかったらどうですか?」

風呂敷の結び目を解き、みたらし団子を出します。

「いいのか?」

「はい」

「じゃあ、ありがたく貰うよ」

坂本さんは一本のみたらし団子を手に取ると、ゆっくりと食べ始めました。

「へぇ」

「どうですか?お口に合いましたか?」

「うん、美味いよ」

「よかった!ありがとうございます」

嬉しくて笑顔になってしまいます。やっぱり、美味しいと言われるのは嬉しいですね。

すると、坂本さんが呟くように言いました。

「おんしはまっこと笑顔が似合う女ちや」

あっ!土佐弁!

「坂本さんの土佐弁初めて聞きました!」

「っ……」

さっきの土佐弁は無意識だったらしく、坂本さんは口を手で押さえて目を逸らしてしまいました。

なんだかその表情が可愛いです。

「なんで笑ってんだ」

「いや、坂本さんが可愛いなと思って」

「可愛い?おまえの感性どうかしてるよ」

おっふ、なかなかの毒舌発言ですね。