僕が自殺で得たもの。

担架にのせられた僕に続き

母さんと父さんも救急車に
乗りこむ。



この僕の心拍数は聞こえなかったが

高鳴っているのを感じた…

救急車の中は
僕にとって辛いものだった。

母さんの
泣き狂った声。

父さんの
消え失せそうな震える声。

医者の
僕を生かすために働く声。

耳をおさえたくなった。