母さんは僕に気づかず
車は僕を通り越した。
僕は
おそるおそる僕の担架に近寄る。
誰一人僕に気づく者はいない。
「僕は誰からも見えていないん
だ…」
安心した。何をしても気づかれない。これで僕は僕をみていられる。
でもなにか…
寂しい。
誰からも見てもらえず
誰からも何も言われない。
まるで僕は
この世界から
見捨てられたみたいだ。
車は僕を通り越した。
僕は
おそるおそる僕の担架に近寄る。
誰一人僕に気づく者はいない。
「僕は誰からも見えていないん
だ…」
安心した。何をしても気づかれない。これで僕は僕をみていられる。
でもなにか…
寂しい。
誰からも見てもらえず
誰からも何も言われない。
まるで僕は
この世界から
見捨てられたみたいだ。
