僕が自殺で得たもの。

気づかれないように僕はそっと
あの僕の元へ近づく。

その時だった。母さんと目が合う。

僕は急いで目を逸らそうとした。

でも何かがおかしい。目があっているはずなのにあっていない。

まるで僕を通り越して
その先の物を眺めているようだ。

そこに一台の車が後ろから
はしってきた。

それに気づき僕は振り返る。

はじによけようとしたそのとき…


車は僕に突っ込んできた。