そして予想は的中。

外に出て3分程待っていると白い車が私達の前に止まった。

「お待たせ」

と、彼が運転席の窓から顔を覗かせた。

「いえ、わざわざすいません…」

「いいんだよ。さ、乗って」

私たちは「お邪魔します」と車の中に乗る。

ちなみに私は橙に押され助手席へ…。

「よし、行こうか」

「「お願いします」」

私たちは隣町へ向かった。


「ところで二人とも、俺が連絡しなかったらどうするつもりだったの?」

突然の彼からの質問。

橙がすぐに答える。

「電車使おうと思っていました」

「でも駅から遠いでしょ?」

「歩けますよ。大丈夫」

「ダメ。俺らちゃんと約束したんだから、雨の時は連絡してよね?
逆に連絡なかったら悲しいよ」

な、何とまぁ過保g(((((←こら。

「ありがとうございます」

私はニコッと微笑んで礼を言った。

橙は苦笑いしながら「ありがとうございます」と言った。

やっぱり慣れないのかな。

うん、私も慣れないけどさ←

「みぃママちゃんも橙ちゃんも、遠慮しちゃダメだよ?」

「「はーい」」



そんなこと言われると、余計に頼りたくなるじゃないですか……。