もう私はいつ死んでもおかしくない体…


だから、幼なじみの飯島 遥香に病気のことを打ち明けようと決意した。


「遥香ー、ちょっといい?」


「美羽?いいよー」

そう言って私たちは屋上へむかった


「あのね、私遥香に隠してたことがあるんだ」


「隠してたこと?」


「うん。私ね実は心臓悪いんだ。医者にはあと1ヶ月もつかどうかわからないって言われてる。だから、残り少ない人生を遥香と莉都と過ごしたいんだ」

「美羽、そんなの…嘘、だよね?」


「本当だよ…」


「莉都くんには言ったの?」


「莉都にはいわない。言っちゃうと私が死んだとき新しい恋をしなくなっちゃうから」


「そっか。よし!楽しむよ!」


「うん!」