「佐原さーん、佐原美羽さーん」


名前を呼ばれ診察室へ入った。


「こんにちは…ゴホッ…」



「こんにちは美羽ちゃん。調子はどうかな?」



「今日の朝から喘息がとまらなくて…ゴホッ」

「やっぱりか、美羽ちゃんもしかしたら後1ヶ月半もたないかもしれない…」