ジュエリー





くそっ、俺じゃ役に立てねぇことが
すっげえ悔しい…

こんなに好きなのに…

『今、役に立てないって思ってる?』

「っ、なんで…」

なんでわかったんだ?

『わかるよ、太河わかりやすいもの』

『太河は十分役に立ってくれてるよ。』

「そんなことねぇ」

『わたしね、太河が隣にいるだけで
安心するもの』

俺は今、瑠璃の頭を撫でてやることしか
出来なかった