その次の日もずっと太河の怪我は
減っていくどころか増えていた


顔に擦り傷や痛々しい痣、

絆創膏にガーゼ、

見つめる事はできないくらいの怪我だった




またあの空き教室に太河を連れていった

そこに着くまで涙は我慢できなかった