『お兄ちゃんっ、飛ばしちゃって!』

「まかせろっ!」

ブォン、ブォン、ブォォォン!!

朝の静かな住宅地に似つかわしい音が響きわたる


――――――――――



『お兄ちゃんありがとうっ!』

「おう、気ぃつけて行けよ~」

ドタバタと廊下を走る