「…ちゃん。…瑠璃ちゃん、聞こえる??」

ん?誰?わたしを呼んでるのは…??

「はじめまして、瑠璃ちゃん。松本 鈴(まつもと りん)です。」


だんだんと視界も開けてきた


そこにいたのは白いワンピースが似合うさらさらな黒髪に黒い綺麗な瞳を持つ
リンさんだった。

「ふふ、びっくりした?ちょっとだけ神様に頼んで瑠璃ちゃんの夢に現れたの」

笑うと揺れる髪、細くなる瞳、全てが綺麗すぎて女のわたしでも見惚れるくらいの人

『リンさん。翡翠とのことですよね?』

「うん、ちゃんと話したくて…」

わたしが翡翠を取ってしまったようなものだから怒ってるのかな?

『…っ』

別れるなんていやだなあ。せっかく付き合えたのに…っ