「ああ、んでそのことなんだけど…」

ごくりっ

俺がツバを飲んだ音がやけに大きく聞こえた

「お前、瑠璃の彼氏の役してやれ」

「…ふぉ!?」

それはそれは変な顔だったと思う

『ぶふっ、…あ、ごめ…。ふふっ』

「ぶはっ、…あ、わりぃ。
…そんで俺的には大河が彼氏の方がいいんだけどさ、やっぱり瑠璃の思いを最優先にしてやりてぇからさ」

ほんとわりぃな。って雷さんが頭を下げる