「ほら、乗れよ」 未だに子どもみたいに泣きじゃくるわたしを軽そうに抱っこしてバイクに乗せてヘルメットをつけてくれる 「掴まっとけよ、行くぞ」 バイクの大きな音をいいことに大河の背中に顔を埋めて泣きまくった 『っ、ふえ~、ひっく』 ねえ、苦しいよ。辛いよ。 あの笑顔はいつもリンさんに向けられてたものだったの…?