「あの男はどこに行ったの?」 知ってるんだ。 やっぱり見てたんだ…! 『た、達也先輩を探しに…』 「ふ~ん、じゃあ本当に邪魔者はいないんだね」 『達也先輩、なんでメアド知ってたんですか?』 「ん?ああ、あれはね、瑠璃ちゃんが 体育の時にこっそりカバンから携帯とって 知ったんだよ」 なんて人だろう…。 『な、何をする気ですか』 怖すぎて体に力が入らない 「そんな怯えないでよ」