あの時の先生の手の感触は一生忘れない。私の心の中の“先生メモリー”に記録された。…モチモチした先生の手…と。

そして先生に逢うたびにまた新しい記録が登録される。


…スーツ姿の先生。
…すらっとした体格。

…体育の時のジャージ姿。

…モチモチした先生の手の感触。

…白い歯に黒く焼けた肌。

…そして笑顔。


すべてが輝いていて先生はまるで太陽だった。


そして私はひまわり。先生に向いて咲いて光を浴びている。

先生の光はまるで私だけじゃなく周りをも照らしていた。