「でも、俺父さんがライブで歌ってんのみて、自分も同じふうになりたいって思ってた。今だってそう。でも人前じゃあ、歌えないんだよ。母さんの顔が思い浮かぶんだ…。」 舜が話し終わると私は舜を置いて波際へ向かう。 そこで水を汲み舜の顔に水を掛けた。 「なにすんだよ!」 舜は手で水を拂ってる。 私はまた舜の隣に寝っ転がり舜の方に向いた。 「泣いてるの隠してるからでしょ。水を掛けたら泣いてるのも分からなくなる。後、目を覚ませって意味。」 「泣いてねーよ。しかも目を覚ますって?」