そう言うと、
お母さんはそうねと言って、
私の手を握った。


そのあと暫くお母さんの側に
ついていたが、
面会終了時間になり、
私は病院を後にした。






帰り道.....


私はお母さんの苦しむ姿を思い出し、
自然と涙が溢れてきていた。

側にいるだけで、
私はお母さんのために
何もしてあげられない.....

自分の無力さに嫌になる。



そんなとき、
ポケットに入れていた携帯が
震えた。


私は瞳に溜まった涙を拭いながら
携帯を開くと、
またあのアドレスからのメールだった。


私はゆっくりとそのメールを開いた。