顔も知らない貴方へ



すると、やはり予想通りあの人からの
メールだった。


『あなたからのメールを読んで決めました。俺にとってその人は大切な人だから、ぶつかってきます!後悔しないように、少し怖いけど、全部気持ち伝えます!
あと、いつ来るか分からないってただ待ってるだけじゃなく、自分からその人に会えるように頑張ってみます。あなたが味方でいてくれると思うから、俺はぶつかりに行ける。本当にありがとう。お互いにいい方向に進めるように頑張ろう!』



メールを読み終えると、
さっきまで感じていた怖さが
消えていた。

今日同じようにこの人も、
不安や怖さに逆らって、
大切な人と話をしに行く。


同じ時に勇気を出して、
ぶつかる。


怖いのは私だけじゃない。


私は1人なんかじゃない。