試しに開いてみると、
本文に一言

『こんばんわ』

と記されていた。


「いたずらか間違いメール....かな?」

私は特に気にする事もなく、
そのまま携帯を閉じると
ポケットに入れ直し
自転車に乗ると、家へ向かって
漕ぎ始めた。




家についたときには、
もう外は真っ暗だった。


「ふー、暑かったー。」


私は玄関を開けて中に入ると、
まず真っ暗な部屋の電気をつけた。