顔も知らない貴方へ



私はそう打つと、
自分の部屋に戻り、
ベットにはいった。


そして、今まで貰ったメールを
読み返した。


どのメールもなかなか見ないぐらいの
長文で、とても丁寧に書かれている。


そのどのメールにも私を気遣う
優しい言葉が書かれていて....



最初、返信するかすごく迷った。


世の中物騒だし、どんなトラブル
に巻き込まれるか分からない。


送信ボタンを押した後も、
これでよかったのかなって、
すごく不安だった。


でも、今は心からあの時、
メールを送ってよかったって
思っている。