顔も知らない貴方へ



そんな恵太くんと、
最近は毎日一緒に登校している。


いつも通り並んで登校していると、
恵太くんが横で呟いた。


「なんか幸せだなー」


「急にどうしたの?」


「だってさ、ずっと行きたかった学校に
通って、沢山友達できたし、
......何より、こんなに大好きな子と
ずっと一緒にいられるんだよ?
信じられないくらい幸せ!」


恵太くんはそう言うと、
私の手を握る。


上を見上げると、
恵太くんの頬と耳がほんのりと
赤く染まっている。