「わー、もうこんな時間なんだ。
そろそろ帰らないと.....」


気づくと面会時間も終わりに近づいて
おり、私と恵太くんは、病室に
置きっぱなしにしていた
荷物を取りに行くことにした。


2人並んで、病室に向かって
歩いている途中に、
私はふと気付いた。


「そういえば、私恵太くんのメアド
知らない....」


すると恵太くんもハッとしたように、
私を見る。


「そういえばそうだね!
全然気づかなかった.....。
交換しよっか?」