「でねっ!この間、松本翔がね!テレビに出てたんだけど!!めっちゃかっこよかったぁー。」


「うん。わかったから、駅の中では前向いて歩いてよ。人とぶつかるよ?」


「うん!わかった。」

と、その瞬間。


ーーーードンッ!


誰かと伽南がぶつかった。


「すいませんっ。大丈夫でしたか??」


振り向いたその瞬間。


「「あっ!」」

伽南は、大声でさけんだ。

なぜなら、ぶつかったあいてが、松本翔だったからだ。

しかし、なぜか松本翔も叫んでいる。



「あの…。先ほどはすみませんでした。もしかして、松本翔選手ですよね!?」