今は、部活の帰り。


桜良と交差点で別れたあと、ひとりで細い道を歩いていた。



ちょっと暗くて怖い。


早く帰ろ。


そう思ってたら後ろから人に話しかけられた。



「あの、君。ちょっと探し物を手伝ってくれないかな?」



そう話しかけられて、振り向くと若い男の人が立っていた。



「はい…。いいですけど…。」


そう答えてついて行くことにした。