私とイケメンヴァンパイヤの恋。

「私のお父さんはいつも仕事が忙しくて平日も私が寝たころに帰ってきてて喋れませんでた。でも、休日はどこのお父さんよりも優しくて、仕事と家のオンオフが激しくて思わず笑ってしまうほどでした。お出かけに行くと必ずお小遣いをくれたんです。好きなものかって来いって。お父さんは休日に家事の手伝いもしてくれてて。うっ。ひっくっ。ひっくっ。なんだろう。涙が勝手に出てきた。ひっくっ。ひっ。ごめん・・な・・さい。迷惑・・・かけちゃった。だって、ひっく。あんな死にかたっ。ひっく。ありえっないっ。交通事故でっ・・・」
子供のように泣きじゃくってしまう私。

翔さんはそっと私を抱きしめてくれた。

「そうだったんですね。父様がいない悲しみはわかります。共感できるのが私なんかでごめんなさい。」

頭をなでてくれる翔さん。
その優しさに安心して。もっと泣いちゃう。
「大丈夫。大丈夫。きっとどこかで父様が見てますよ。」

「おとうさっ。翔さん。ごめんなさい。」
「なぜあやまるのですか?」
「だって迷惑かけてばっかりだった。お父さんも翔さんも。」