私とイケメンヴァンパイヤの恋。

「人間をここに連れてくるなんてめったにありません。特別な人間だけなのです。」
「わ、私は特別なんかじゃありません。」
「特別になるのですよ。これから。」
「え?」
「なんでもありません。気にしないでください。ここなら先生も生徒も関係ありませんから。
そして邪魔をする人もいません。みんな私に逆らえないのですから。なので楽しみましう。」
「はい。」
「怖いですか?」
「魔界なんてあると思ってなかったし、まさか翔さんが魔王だったことも知らなかったし、じゃあ月希は何者なんですか?」
「月希君は魔王ではありませんがそれに近い地位にいますね。」
「そうなんですか・・・。」
「まず魔界を案内しましょう。」
「はい。」
こうして私たちは魔界をぐるぐる回ることにした。町を歩くと
「魔王殿。おかえりなさいませ。」
「魔王殿!」
「魔王殿がいらっしゃった!」
など、お祭り騒ぎだった。魔王か。