夢由亜が帰ってから私は
病院に行った。そしたら
「ストレスからくるかぜですね。
 疲れもたまっていたようですし。」
と言われた。ストレス、疲れ。
今の私にぴったりだ。
薬を飲んでゆっくり休めば治るらしい。
早く治してみんなとのデートに備えなきゃ。
なんだかちょっぴり楽しみだな。
みんなどんな感じなのかな?
デートっていうと妙に意識をしてしまう。
さてと、早く帰って早く治そう!!
・・・・・・・・・
私は帰ってからすぐまた眠りについた。
「美森さん。美森さん。」
「・・・?」
今一番聞きたかった声が聞こえる。
瑠薔薇先生?
「美森さん。」
「せ、先生!?」
「そうです。そんなに驚かないでください。」
「はい。ごめんなさい。」
「貴女が心配でお見舞いに来てあげたのですよ。」
「ありがとうございます。」
「貴女のお母さんがおしゃっていましたが
 夢由亜くんも来たのですか?」
「はい。お昼頃来ました。」
「ごめんなさい。こんな時間になってしまって。」
気づけば今は17:00になっていた。