好きなんだ。好きなんだ。
やっぱり好きなんだ。
私、先生のこと好きなんだ!
なんかもやもやが消えた気がした。
でも、先生の隣に写ってる人が
知りたい。気になる。
「有村校長?」
「ん?」
「この、隣に写ってる人誰ですか?」
「あぁ。誰だと思う?」
「え?わかんないですよ。」
「私のいとこ。」
「え!?」
「私のいとこと瑠薔薇先生幼馴染でね。
 ホントに仲いいのよ。
 どっちも異性として見てないから。」
「そ、そうでしたか。」
「安心した?」
「はい。」
まさか先生と校長のいとこが
仲いいなんて知らなかった。
知ろうともしなかったけど。でも今は
自分の気持ちがわかったから。