「わ、わかりました。」
私はしぶしぶベットに座った。
「美森さん・・・。
 あなたにだけ秘密を教えましょう」
「秘密?」
「はい。私はヴァンパイヤです。」
「ん?」
「人間界に来て最近血を吸っていなくて
 具合が悪くなってしまいました。
 なんだか体がだるくて。」
「そ、そうなんですか。」
「あまり驚いていませんね。」
「だって、ウソでしょ?」
「ウソじゃありませんよ。
 今から証明しましょう。」
そう言って先生は私のほうに近づいてくる。
キバをだしながら。
「こ、怖い。」
「安心してください。今から血を吸うだけです。」
「やめてっ」
「痛くはありません。安心して。
 でないと私は死んでしまいます。」
「死んじゃうんですか?」
「はい。もちろんです。」