「有村校長?」
「その声は美森ちゃんね。」
「はい!こんばんわ。」
「こんばんわ。どうしたの?」
「あの、瑠薔薇先生の家知ってます?」
「知ってるわよ。」
「教えてください」
「どうして知りたいの?」
「お見舞いです。」
「そっか。今どこ?」
「月希と夢由亜も一緒ですけど
 昨日のファミレスです。」
「オッケー迎えに行くわ。」
「やったー!」
「まっててね」
「はい!」

店内にもどると心配そうに私を見る2人

「どうだった?」
「知ってるって!
 それで迎えに来てくれる。」
「まぢか。」
「ほんとに親しいな。」
「まってて。だって!」
「俺らのことも言った?」
「もちろん。」
「なんだって?」
「特に何も・・・。」
「そっか。あ、きた!」
からんからん。
「みんな行くわよ!」