「美森さん?」
「はい?」
・・・ちゅっ
「んんっ」
「元気になりましたか?」
「はい。」

・・・ぎゅーーー
「抱きしめられるのはどうですか?」
「ドキドキします。」
「かわいいですね。」

どんっ
わたしは翔さんに押し倒されてしまった。
このままそういうことを
やってしまうのだろうか。

「いや、やめましょう。」
「え?」
「ちゃんと美森さんが許してくれるまで。心の準備ができるまで待ってます。」
「・・・はい。」

翔さんは優しいから私の心を読んでくれた。嬉しかった。
心の準備しておきます。
それから少しお話しして保健室を後にして屋上に向かった。
有村校長とともに。