ガラッ
「失礼しまーす。」
「誰もいないね。」
「そうだな。」
「勝手に使っていいのかな?」
「いいだろ。ほら、座れ。」
「え?」
「消毒してやるよ。」
「ありがとう。」

夢由亜に消毒をしてもらった。

「い、痛い!ひぃ!!」
「黙れ。がまんしろ。」
「だって、、、ひぃ!痛い。」
「ほら、終わったよ。」
「ありがとう。」

保健室で2人っきりか。
翔さん来ないかな。

「瑠薔薇呼んでくるか?」
「え!?」
「担任だし。美森も俺なんかより瑠薔薇がいいだろ?」

夢由亜の声がだんだん暗くなっていくことに気付いた。

「そんなことないよ。」
「そうか?」
「うん。そんなことないよ。」
「とりあえず呼んでくるよ。」
「う、うん。」

そして夢由亜は翔さんを呼びに行った。
私は1人で暇だった。でもすぐきた。