階段を上がっていく。
屋上についた。
ガチャッ

「留実ー?」
「あ、美森ちゃん!待ってたよ!」
「話ってなに?」
「あのね。相談があるんだ。」

ほらやっぱりね。留美は悪い人じゃない。
相談だもん。みんな心配しすぎだよ。

「相談?」
「うん。」
「なに?」
「最近ね、むかつく女がいるんだ。その女がね男にべたべたしてキモイの。自覚ないのかもしれないんだ。私が何回も男好きって言っても反省してる様子もないし。マジでキモイ。ほんとにありえない。って思ってるんだ。どう思う?美森ちゃん。」

そう言っている留美の目から殺意を感じた。私のことだ。なんて答えればいいんだろう。こわいよ。