秀才くんの子育て日記



 俺がキッチンにお茶を取りに行くと、ナギが言った

「私、しばらく出て行かないから……三人でちゃんと話してきて」

『う、うん……』

 俺が、戻る頃にはハナさんは泣き止んでて、父さんに背中を擦られてた。


『あの、お茶………』

「ありがとう」


 ふわっと笑ったハナさん。

 笑顔がカナデとよく似てる


「やっと……会えた……」

『?』

「お前、母親の名前忘れたわけじゃないだろうな」

『いや、覚えてるけど………え?』

「会ったことないもの。わからなくて当然だわ。」

「………………」


 つまり、つまりだよ。


 ハナさん=俺の母親?