家についてから、奏にご飯を食べさせて風呂に入れた。 今日は夕飯を大山家で食べずに調べることにした。 桜庭財閥を。 「にちゃー」 そんなに険しい顔してたのかね、 カナデにペチペチされた。 『眠くないのか?』 「うん!」 『俺、今からお仕事するんだよー』 「うん!」 俺のヒザの上から動こうとしない奏。 しゃーない、このままやるか…… こんな小さい子どもの前で犯罪するのは気が引けるなぁ…… 『よし、いくぞ!』 「おー!」