「…うーん」


すると、会長が顎に手をやり真剣に悩みだした。

これは…これはもしや!!


「小田切さん。ほんとはダメなんだけど、今日1日僕の言うことを聞いてくれたら免除してあげる」


「や、やります!なんでも!」


返事はもちろんYES。

例えパシりでも雑用でもやるしかない。


「うん。じゃあ、今日の放課後生徒会室に来てくれる?」


「はい!」


勢いよく返事を返すと、会長は嬉しそうに笑って遅刻者名簿から私の名前を消した。