…「あんたは普通の子と同じ体じゃないんやから」母の言葉に私は潰された。反抗するかのように毎日出歩き、以前にましてタバコの量が増えた。私には病気の重さがわからなかった。そんな時出会った勇樹君。私の苦しみを和らいでくれた。一番の理解者が恋愛感情にかわるのに時間はかからなかった…私には勇樹君がいる。その支えが何よりも幸せだった。一緒にいるだけで優しい気持ちになれた。でも日がたつにつれ会う回数が減る。会いたい、でも会えない。家での居場所は減る。学校は出席不足から退学。その時担任にお前は絶対諦めたらアカンと手渡された単位制の高校。編入試験に受かり、新しい学校が私の居場所になった。勇樹君とは会えない日が続く。そんな時、学校の友達にメル友を紹介された。