「奈都ちゃん、どうしたの? 顔、赤いよ?」

――――――ドキッ....

鼻が触れそうな位の至近距離。

「全然大丈夫だからっ!!ほら、早くシュート練戻りなよ!!」

そういって顔を離すと、須永は「はーい」と言って体育館に戻....らずに

「あ!そうだ!奈都ちゃん、」

「....ん?なに? 」

「今日、ちょっとだけシュート練手伝って!」

珍しいお誘い。
「う、うん、わかった」

「じゃあ、また後でね!」

そういって、須永は体育館に戻った。