須永 慶人。
バスケ班のエースの3年生で、成績も優秀。
優しい笑顔と良すぎる性格で、校内にはファンクラブもあるくらい人気者。

わたしも、そのファンの一員。
というか....片思い。

須永にとってわたしは、ただのバスケ班のマネージャーでしかないだろう。

それでもいい、こうやって頼ってくれるなら....

「奈都ちゃん、」

わたしは心臓が止まるかと思った。

「す....須永....!」

すると須永は不思議そうな顔をして、
わたしの顔をのぞきこんだ。