Short stories

「宮坂さんは、今日誕生日ですか…」

「え、なんかだめだった?…ごめん。」

あまりにも考え込んだ顔してたから…

「なんで謝るんですか?」

「なんでって…なんか先生顔、暗かったから…」

「あ、いや違うんです。ただ…」

「ただ?」

「僕の誕生日が明日だから、そんな偶然もあるんだなぁ、って思って。」

言い終わった後に、そんな顔で笑わないで。

余計好きになるわ。バカ。

----------------届きそうで、届かない?

END