禁断の恋は儚くて…

廊下を歩いていると先生らしき人が廊下に落ちたプリントを拾っていた


私はなぜか手伝おうと思いその先生に近づいた


そしてプリントを拾い先生の前に差し出した


「はい、これ」


先生は顔をあげた


なんだろう…


この感覚


何この大きな瞳


吸い込まれそうだよ


「あの… 僕の顔になんかついてますか?」


その言葉に私は我に返った


なぜか見とれてしまっていた


「えっ、いや べ、別に」


明らか動揺している私


「プリントありがとうございます」


先生はそう言うと立ち上がった


私もつられて立ち上がる


「じゃ、さようなら」


先生はそう言うと職員室に戻っていった