絶対片想い







「お帰りー!」




「うん」


「どした?」




「杏って。叶くんの

連絡先しらないよね、」




「しらないけど、」




「桜井ー!

1年の叶ってしってるよねー」




「しってるよ、

同じ部活だし」



「じゃあ連絡先しってる?」



「しらんー」



「そーか、ありがとー」










「で、どうした」



「今日学校休んでるみたいで」

「どうしたのか聞きたいんだけど」




「連絡先知らないことに
気づいて」



「なるほどねー!( 笑 )」



「なんで笑うの!」


「いや、あんたがそんな

悩んでんの見たことなかったなーって」



「そーか、」


「あと、みんなきいてるけど、」


「え、」



「声大きいよね、」






「叶くんとつきあってんの!?」



「みんな衝撃だわ」



「、」



「まじかー!

付き合ってんの知らなかった!」



「おめでとーー!」




この時祝杯してくれるみんなの中で


たっけーに少しでも凹んだ顔してくんないかとかおもってた、





「おれ、先生に

プリント届けるように頼まれてるから

お前も行く?」




「あーそっかー!

真結花いっといでよー」



「なんで、たっけーが届けに行くの?」



「家となりだからー」



「いってこいー!真結花!!」