リュウが俺の隣で腰をおろし地図を広げる

俺はそれを横目で見ながら目を閉じた

静かな空間…

聞こえるのは波風ではためくリュウの持っている地図の音と隣で次の行き先を決めているリュウの「どこに行くかなー…」と言う独り言くらいだ

この空間は嫌いじゃない

他の船員たちが起き出す前のこの少しの時間…

それが俺とリュウの時間

船員たちが起き出すまで後少し



いつもと同じくリュウが俺の代わりに進路を決める

(つっても後々、俺がGoサインを出さなきゃならないが…)


んで、船員たちに言い俺たちの1日が始まる




が、今日はいつもと同じにはいかなかった